発達障害があるお子様の塾の選び方
発達障害や、その疑いがあるお子様の場合、学習につまづきやすい傾向にあるのは事実です。
注意欠陥・多動性障害がある場合は、じっと座って授業を聞くことが苦手であったり、意識が別のことに移ってしまい授業に集中できなかったり、学習障害の中の文字を読むことが苦手なディスクレイシアの場合は、教科書の音読が苦手であったり、時間内に黒板をノートの写し切れない子もいます。
学校の授業だけでは理解できず、塾に通うケースも少なくありません。
ただし、せっかく塾に通うことになっても、大人数が一緒に受ける授業では学校の授業と変わらないスタイルであるため、学習に対する問題は解決しません。
成績を伸ばすことは難しく、苦手意識の克服にもつながりません。
指導者がお子様個人に直接対峙して指導してもらえる、個別指導や家庭教師を選ぶのが良いでしょう。
講師は学生のアルバイトであることも多く、発達障害に関する専門の知識がない場合も多いですが、登録している講師は大勢いて、中には教員免許所有者や経験者もいますので、予めお子様のことを話し、対応できる講師を紹介してもらいましょう。
症状は各個人により違いが大きいため、必要な対策もそれぞれに異なります。
お子様の苦手なところや対応して欲しいことが予め分かっていれば、よりお子様に合致した講師に依頼できますし、学習を進める中で対策を練ってもらうこともできます。
講師の質や相性も、敏感なお子様には大事なポイントですので、合わない場合は見極めて、講師を変更してもらうことも必要ですし、個別指導や家庭教師ならそれが可能です。